【2020年1月】神奈川県大和市・光が丘歩道橋の角型灯器が消滅!気になる更新後の様子は?!2020/01/13 公開
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昭和時代末期を全盛期とし、平成、令和初期に至るまで全国各地の道路を照らし続けてきた角型灯器。だが、時代は進み、寿命を越した角型灯器は次第に淘汰され、現代の灯器へと置き換わっている。
かつては県内各地に角型灯器が存在した『角型王国』の神奈川県ですら、令和の世になる頃には県内に僅か2箇所という、紛れもない"レア信号機"となっていた。
そんな残り2箇所の内、1箇所が低コスト灯器へ置き換わったという情報を本日Twitterで見つけ、その様子を見に行くことにした。 -
現地の様子
2020年1月13日撮影 そこにあった筈の角型灯器は、確かに姿を消していた。
その代わり、近年において主流である低コスト灯器が、角型灯器のあったスペースに鎮座している。 -
更新前の様子
2019年12月27日撮影 残念ながら、私が撮影した光が丘歩道橋の画像は、昨年末に撮影したこの写真が最後となった。
翌日28日にも生存報告はあったが、年が明けてから昨日に至るまで、私どころか、誰も光が丘歩道橋の状況を撮影していなかったようだ。
そのため、角型灯器が稼働している状態で2020年を迎えたかどうかは、現時点で謎のままだ。
非常に惜しい!
【追記】2020年1月3日時点で現存していたとの情報が入り、1月4日~1月12日の間に更新された可能性が高くなりました。(2020/1/14追記) -
更新前・更新後の比較
まずは、新旧比較画像から。 左下が旧(2019/12/27撮影)、右下が新(2020/1/13撮影)。 角型灯器の銘板は左下の通り。
昭和54年2月、京三製作所製とある。
更新後の灯器の銘板は右下の通り。
2019年10月、コイト電工製とある。角型灯器時代と比べて、銘板の撮影が非常に容易になった。 更新前は、歩道橋の中央に角型灯器が3基(3方向)、電球式のアルミ灯器が1基(1方向)設置されていた。
現在(更新後)は、4方向すべてにコイト電工製の低コスト灯器が設置されている。
左下の写真は北向きと東向きの灯器、右下の写真は南向きと西向きの灯器を撮影したものである。 -
神奈川の角型灯器は、残り1箇所に
これにより、神奈川県の角型灯器は、川崎市幸区『末吉橋』交差点、ただ1箇所を残すのみとなった。しかし、末吉橋交差点においても、交差点至近に架かる末吉橋の架け替えによる信号機の置き換えが懸念されている。
神奈川最後の角型灯器は、果たして何時まで残り続けるだろうか。 末吉橋交差点に現存している角型灯器たち(2019/10/26撮影)B A C K